【大垣市】これがインク沼⁉「川崎文具店」は万年筆を愛する人々の聖地

「推し活」ブームの昨今。自分が好きで応援するものすべてがその対象となる推し活は、人や分野を問わず多岐にわたります。そんな推し活が極まれば「沼」になることも……。大垣市にある「川崎文具店」は大正12年(西暦1923年)創業の老舗の文具店。ここは沼の底まで見ることができると、とあるマニアの間で有名な店なんです。

青色の店頭幕が目印です。味のある入り口が目を引きますね。

2023年4月6日に取材しました。店内には所狭しとたくさんの文房具がありましたよ。昔ながらの文房具を取り扱う店なので、多種多様に取り揃えられていて助かりますね。そんなこちらの店舗、奥に進むと驚きの光景が……。

棚一面に万年筆のインクがズラリと並んでいるではありませんか!実は、こちらの店は知る人ぞ知る万年筆とインクの専門店なんです。そのインクの数は約500種類にもなるそうです。

万年筆は一番安価なもので300円からある、と話すのは川崎文具店5代目店主。その人に合わせて最適な物を一緒に探してくれます。

購入前に、万年筆やインクの試し書きもさせてくれました。こちらのスペースは使う人のライフスタイルによりイメージがわきやすいようにと、照明の種類を変えてみたり、紙を何種類も用意したりと心配りがすごいんです。

「インクは知れば知るほど沼にはまり、この店は沼の底と呼ばれているんです」と話す店主は、自分で万年筆のインクを作るクリエイターでもあります。『錬金術師インクバロン』の愛称を持ち、日々新しいインクの製作に余念がありません。

インクの見本もありました。実際に見るとイメージもわきやすいですよね。

「オリジナルインクにはすべてに物語があるんです」と話す店主の知識量は圧巻ですよ。

実際に「大柿セピア」(1瓶2,750円)を使ってガラスペンで文字を書いてみました。ですがなかなか上手に書けないのでコツを聞くと、45度から60度ほど寝かせて力を入れずに書くといいそうです。

ガラスペンの使い方の説明文もあるので、こちらも確認するといいですね。

他にも「名前のないインク(通称:子猫シリーズ)」(1個660円)も注目されているそうです。オリジナルインクの制作時に思うような色合いにならなかったものは今まで捨てていたそうですが、ファンの方の後押しもあり譲渡会という形でスタートしたところ大好評。この1本しかない色のインクです。なかなか出会えないので、見つけたらラッキーですよ。

知れば知るほど沼にハマりそうなインクの世界……。川崎文具店5代目店主は「何時間でもインクの魅力を堪能してほしい。」と話していました。新たな推し活の扉を1つ開けてみるのはいかがでしょうか?

川崎文具店はこちら↓

Tco

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!

コミュマッチ