【大垣市】インタビュー/物語をもっと身近に!100円ショップで買える本の企画で話題沸騰中の小説家、蜂賀三月さんの活動に迫る

「物語をもっと身近なものに……」。そんな熱い想いで大垣市をはじめ、西濃地域を中心に活動する地元の小説家がいるのはご存じでしょうか?その小説家とは、児童書を中心に活躍する、蜂賀三月さん。蜂賀さんは他の小説家らとともに、この度、100円ショップでお馴染みの「DAISO(株式会社大創産業)」とコラボした画期的な小説をリリースしました。今回は、その発売に至った経緯や蜂賀さんの活動などについて話を伺いました。(取材日:2025年3月19日)

蜂賀三月

──まず始めに、蜂賀さんは普段、どのような物語を書いているのでしょうか?

蜂賀三月(※以下、蜂賀):主に児童書と呼ばれる分野を中心に小説家として活動しています。対象年齢は主に小学生・中学生。作品によっては高校生も対象となるものがあります。

──ずっと小説家を目指して活動してきたのですか?

蜂賀:実は、前職は文章を書く仕事とはまったく違って、介護士として働いていました。天職だと思いながら働いていたのですが、在職中に重度の腰椎椎間板ヘルニアを発症し、悩みに悩んで退職することになって……。その治療中に小説を久しぶりに読み、自分も物語を書いてみようと思ったのがスタートとなります。

──児童書という分野で活動していますが、どのようなことを意識しながら物語を書いているのでしょうか?

蜂賀:1番は「分かりやすさ」です。考察しながら読み進める作品はステキですが、読解力がすごく必要で読んでいる途中で疲れてしまう人もいると思うのです。なので文章を拾いながら読めて、答えにたどり着けるような内容を意識して書いています。

蜂賀三月

──作品のアイディアはどこから?

蜂賀:日々の生活の中からアイディアが生まれることが多いですね。実は物語のテーマの1つに「日々の中にある気付き」というものもあります。当たり前の日常にあるものでも、角度を変えると危うい場合も……。そんな事柄を膨らませて物語にしています。

──日常の中にアイディアがあふれているんですね!

蜂賀:電車に乗っていても、買い物をしていても意外とヒントはたくさんありますよ。身近なものを題材にしているので、物語を読み終わった後、ホッとするような、救いがあるような部分を大切にしながら書いています。物語を通して読者に寄り添うことができると嬉しいです。

蜂賀三月

──今回100円ショップでお馴染みの「DAISO」で発売された、活気的な小説について企画から参加されたそうですが、そのことについて教えてください。

蜂賀:恐れ多くも、豪華な作家陣と一緒に執筆させていただきました。「5分後に煌めく世界 太陽-Sol-」と「5分後に煌めく世界 月-Luna-」というショートショートアンソロジー()小説なんですが、1冊の中に5名の作家の作品が2篇ずつ、計10篇収録されています。こちらは2025年3月上旬に全国のDAISOで販売がスタートしました。値段は1冊、消費税込みで110円です。

※数名の作者が集まって作成した短編小説のこと

──1冊110円!これはビックリですね!実際に私も読んだのですが、かなりボリュームがあって読みごたえがありますね?

蜂賀:多くの方のお力添えのおかげで完成した小説です。物語から離れていた人や、本を買いたいけど機会がない、という方に手に取って読んでもらいたいと思っています。児童書ですが、もちろん大人の方にも読んでもらいたいです。

──企画段階から参加されていたそうですが、どんなきっかけがあったのでしょうか?

蜂賀:DAISOって、いろんなものがあって、すごく充実しているじゃないですか。本のコーナーもあって、シールブックとか数独とか、多種多様で見ていて楽しいですよね。そんな本のコーナーの中に「小説」という選択肢があったら「物語を読む」というアクションを起こしやすいのではないか……と思ったんです。そこからはご縁があってDAISOや大創出版の方と企画を進めさせていただきました。関係者の皆さんには本当に感謝しています。

蜂賀三月

──2025年3月下旬から、カフェとコラボして気軽に物語に親しめる企画も実施するそうですね?

蜂賀:はい。大垣市綾野にある「Glow Café (グローカフェ)」で2025年3月27日(木)~2025年4月30日(水)までの期間、小説の展示・配布を行ってます。自分の単行本の他に、賛同してくれた作家さんの作品も一緒に置いてあります。もちろん、DAISOの本もありますので、食事を楽しみながら物語にふれあってもらえると嬉しいです。

──最後に、記事を読んでいる読者に伝えたいことなどがありましたら、教えてください。

蜂賀:今後も物語を通して皆さんに寄り添えるような作品を書いていけたら、と思っています。また、企画などを考えるのも好きなので、何かコラボしてみたい……なんて方がいたら気軽に声を掛けていただけると嬉しいです。

──ありがとうございました。

蜂賀三月

物語を身近なものにしたい……。そんな想いを胸に、日々アイディアを温める蜂賀さん。110円で買える本のリリースを実現をした今、更なる挑戦を続け、試行錯誤しているそうです。今後の活躍に注目ですね。

蜂賀三月さんとコラボレーションしている「Glow Café」はこちら↓

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