【大垣市】創業100年以上の「松澤製麺所」が作る麺は知る人ぞ知る至高の味!
物価高の昨今、外食を控えてリーズナブルに手料理を楽しむという方も多いのではないでしょうか?せっかく調理をするなら、おいしい物を食べたい……!そんな方にぜひ知ってもらいたい名店を今回はご紹介します。
2024年4月12日に伺いました。レトロな外観が目を引くこちらのお店は「松澤製麺所(大垣市郭町)」。大正12年から続く老舗で、県内外の飲食店にも麺を卸しています。
普段はオンライン販売が中心となっていますが、週に2回、水曜日と金曜日は店頭販売を実施。店の玄関から中をのぞくと受付があり、こちらで麺を注文できます。
メニューを確認すると、中華麺、そば、手打ちうどん・きしめん、ギョウザの皮などがあり、これらは全て手作りによる製造。お店は母と娘2人で営んでいるんですよ。
「近所の粉屋で原料を仕入れ、気候や湿度によって配合などを微妙に変えて作っているんです」と話すのは、4代目にあたる娘の里香さん。3代目の母、明美さんと日々試行錯誤しながら、繊細な手仕事で最高の状態のものを提供しているんだそうです。コロナ過で一時は廃業を考えたこともあったそうですが、ネット販売を中心に人気が高まり、今では知る人ぞ知る名店として注目を集めています。
今回は取材ということで、簡単なラーメンの美味しいゆで方を教えていただきました。調理はカセットコンロでもOKだそうで、1人前の麺を茹でる場合は18cmから20cmの鍋にたっぷりのお湯を沸かします。おおよそ1人前につき、水の量は1Lが目安とのこと。
ポイントは、沸騰した鍋に麺を入れてからの茹でる時間。中華麺の場合は1分から1分30秒ほど茹でるのがオススメなんだそうです。「あんまり茹ですぎると、麺本来のコシがなくなってしまいます。茹であがったらサッとザルにあげるのも大切なポイントです」と話していました。
こちらが茹でたての中華麺。実際に食べてみたところ小麦粉の豊かな香りと味が広がり、手作り麺ならではのコシを余すことなく感じることができました。まさに至高の味!「お子さんと一緒に作ることもできますよ」と言われたので、実際に自宅に帰ってから子どもとアドバイス通りに調理してみたところ、本当にお店の味を手軽に堪能できました。
「手作り麺はモノによってその茹で時間が異なります。でも、その手間暇がおいしさを更に高めるポイントなんですよ」と話す里香さんと明美さん。軽快なトークに思わず聞き入ってしまいます。今後は、毎月20日に「うどんDay」と銘打ち、午前10時から午後2時まで、麺の茹で方のデモンストレーションを行うそうです。製麺所ならではのアドバイスがもらえる絶好の機会ですので、麺好きにはたまらない企画なのではないでしょうか。
麺の魅力にハマっちゃうかも!ぜひ、お近くにお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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