揖斐川町の山間部、旧久瀬村地区に1本の真っ赤なのぼりが……。店主の情熱の炎を表したかのようなこの旗が目印の店「FRESNO PIZZA」は山奥にあるテイクアウト専門の手作りピザ屋です。

2023年4月8日に取材しました。元々は店主のご実家「高橋商店」があったその場所。かつては村内のガス販売業や水道の配管業、駄菓子販売に小中学生の制服販売など、地域に根付いた店舗だったそうです。そこに新たな風を吹きこんだのが3代目店主の高橋衡平さん。

「ピザ屋になるのが夢だったんです。」と話す高橋さん。こだわりの店内はのんびり過ごせるようにと、広々とした空間となっていました。地域の人に楽しんでもらえるように、憩いの場をイメージしているそうです。

メニューはスタンダードなものから期間限定のものまでリーズナブルな価格で楽しむことができます。手作りピザの店だけに、注文してから調理を開始。焼き上がりまで待つことを念頭において注文するといいですよ。美味しそうなので私も注文しちゃいました。

まずは「マルゲリータ」（1枚800円）をチョイス。生のバジルとチーズの相性が抜群でした。生地はふわっふわなのに弾力があり、噛めば噛むほど甘味が増します。

トマトソースの味も濃いめなのでしっかりと最後の一口まで楽しめました。幅広い年齢層に愛されるピザで、人気の高い商品なんだとか。

次は「菜の花とエビとにんにくのピッツァ」（1枚800円）。上に乗っている菜の花はその日に農家さんから分けて貰ったものを使用しているそうです。新鮮な菜の花なので苦みが少なく歯ごたえが最高。

にんにくも利いているので、ちょっぴりガツンとくる味わいです。お酒のアテにもピッタリですよ。リピートしたくなる逸品でした。

実はダンスが特技の高橋さん。店名の「FRESNO PIZZA」の由来は、ポップダンスの基本動作「フレズノ」からきているそうです。「僕のダンスといったらフレズノだから友人がこの名前以外ないでしょ！と言ってつけてくれたんです」と話すその顔は誇らしげでした。

店は「久瀬郵便局」の隣なので目印にするといいですよ。また、取材した日は通行止め中でしたが近くには「恋のつり橋」もあります。再開通した暁には併せて散策するのもいいかも……。

山奥にあるテイクアウト専門のピザ屋さん。店主の情熱を感じられるようなあっつあつのピザが食べたくなったら一度訪れてみてはいかがでしょうか？

FRESNO PIZZA（旧 高橋商店）はこちら↓

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