【大垣市】インタビュー/時代にマッチする事業発信!生成AIで新たな活路を……
SNSを利用することが日常的になってきた昨今。スマートフォンやパソコン、タブレットで日々、たくさんの情報を目にするという方も多いのではないでしょうか?そんな中、大垣市内で活動する現役のグラフィックデザイナーによる、新たな取り組みが注目されています。(取材日:2024年9月26日)
そもそも生成AI(ジェネレーティブAI)とは、人工知能(AI)の一種で、学習したデータをもとに、新しいデータや情報を生成する技術のことをいいます。今回は、この生成AIを使用して、女性創業者向けのデザイン講座を開いている「design & craft paguu」のグラフィックデザイナー、伊藤明子さんにインタビューしました。
──この度、女性創業者向けに「デザインのための生成AI講座」を開かれましたが、そもそも、こちらの講座はどのような内容なのでしょうか?
伊藤 明子さん(※以下、伊藤):ChatGPTなどの生成AIを使って、効果的なデザインを作成し、創業者が自らSNSやチラシ、ホームページを作ることができるようになる講座で、情報発信のファーストステップとなるように取り組んでいます。創業したもののSNSなどが苦手という方たちも含めて、簡単に取り掛かれることを目指して、デザインのアドバイスなどをお手伝いさせていただいてます。
──伊藤さん自身、生育AIの講座の受講者からどんな声を聞きましたか?
伊藤:はい。私自身、グラフィックデザイナーということもあり、生成AIの今後の活用に注目していた1人でもあります。そんな中で「パソコンやSNSがよく分からない」とか「私にできるかしら……」などと話していた方でも、専用のテキストに文字を入れて作ってみると、意外と簡単だったと言ってもらえました。デザインというものは、その方のイメージにより近いものを提供することが大切だと考えています。生成AIは、そんな思いを持っている方にマッチングしやすいコンテンツと言えるのではないでしょうか。
──実際に生成AIでつくったポスターの例を見せてもらい、私自身、こんなにも細かくデザインできることに驚きを隠せません。伊藤さんは著作権などについてもアドバイスされているとお聞きしました。
伊藤:私が使用しているのは「Adobe Firefly」の画像生成AIなのですが、デザイナーでなくとも簡単に高品質で著作権的に安全な画像制作ができるという魅力があります。その上、便利さや生成速度、創造性などもプラスすることができ、そのデザインの幅は、使えば使うほど広がりを見せてくれます。デザインをする中での著作という最低限のルールを覚えてもらえれば、誰でも楽しく付き合うことができるので、年齢問わずチャレンジできますよ。
──今回は創業者向けということもあり、大人対象の講座となっていますが、今後は子ども対象の講座も企画していきますか?
伊藤:はい。ぜひ、今後は子ども向けのワークショップなどの企画も考えています。子どもたちには遊び感覚で生成AIに触れることによって「こんな働き方があるんだ」だとか「こんなこともできるんだ」ということに気付いてもらおうと、アイディアを練っているところです。興味がある方は公式Instagramで今後お知らせを載せますので、確認していただければと思います。
──最後に、記事を読んでいる読者に伝えたいことがありましたら、教えてください。
伊藤:講座はパソコンを持参となっています。気になる方は大垣市情報工房内フリースペース「スタートアップ・ラボガキビズ」で開かれる講座をはじめ、今後展開していく講座・ワークショップに参加してみてくださいね。(※なお記事掲載時点では、「スタートアップ・ラボガキビズ」の2024年の講座は定員に達したため予約が終了しています)一緒に楽しくデザイン・SNSに触れ合ってもらえれば嬉しいです。
──ありがとうございました。
大垣市在住のグラフィックデザイナーによる新たなる取組。創業者だけでなく、老若男女問わず、幅広い層の新たなスキルを身に着ける機会となりそうですね。今後の活躍も楽しみにしています。
講座が行われた大垣市情報工房内フリースペース「スタートアップ・ラボガキビズ」がある「大垣ビジネスサポートセンター」はこちら↓